人生は旅と同じ

Vitolda Klein

幸せな人生を生きたいですか?

誰もが幸せな人生楽しい人生を生きたいと考えています。

しかし、本当に幸せで楽しい、満足のいく人生を送れている人は、とても少ないようにも思えます。

そこそこ幸せ、そこそこ楽しい人生を送っているのが、多くの人たちではないでしょうか。果たして、それででしょうか?

この世に生まれた人、誰にとっても、確実な未来があります。

それは、いつかは必ず死を迎えるということです。

あなたは、もし明日に死を迎えるとしたら、満足して旅立っていけるでしょうか。

おそらく、私の人生こんなものか、まぁいいや、と少し諦めムードになるかもしれません。そうならないためには、何が必要でしょうか?

それは、大筋でも良いので、自分の目指すゴールの設定、しっかりとした人生のデザイン、ライフスタイルのデザインをすることだと思います。

人生をデザインする大切さ

スティーブン・R・コヴィーの名著「7つの習慣」には、第三の習慣として、重要事項を優先するということが書かれています。

ライフデザインや、ライフスタイルデザインは、「緊急ではないが重要な」項目にあたります。

たとえ重要なことでも人は緊急ではないことは、後回しにしがちです。

しかし、自分がどんな人生を歩みたいのか、早いうちから考えておかないと、どんどん周りの環境や人に左右される人生になってしまいます。

アメリカの神学者、ナサニエル・エモンズは、「習慣は最高の召使いか、そうでなければ最悪の主人である」と言っています。

実際、ドイツのベルリン大学附属シャリテ病院の脳科学的な実験では、人間の自由意志は存在するが、ほんの0.2秒だけという結果が出ているそうです。

つまりほとんどの人は、習慣による行動に支配されて生きているようです。

また、人は意識して行動する以前に脳が判断した自動的な行動、それが習慣ですが、思考よりも習慣による行動を先に行っているという実験結果もあります。

アメリカの生理学者、ベンジャミン・リベット博士の脳科学的実験によると、私たちがある動作をしようと、意識的な意思決定をする以前に、準備電位と呼ばれる無意識的な電気信号が立ち上がるのを確認したそうです。

このため、もっと良い人生を送りたいと思っても、昨日と今日は大きくは変わらないのです。そうならないためには、何が必要でしょうか?

人生は旅と同じ

まず自分の目指すゴールの設定をすることです。

ゴールを設定することで、習慣の呪縛を少しずつ解いていくことができます。

さらにしっかりとした人生のデザイン、ライフスタイルのデザインをしていく必要があります。

つまり、自分の目的地とするゴールを設定し、そこまでの道筋を考え、途中で何をするかを具体的に考えいくのです。

勘が良いかたは、すでに気づいておられると思いますが、これは「旅」と似ています。

昔から言われるように「人生は旅」なのです。

旅に出るときに目的地を決めない人は、ほとんどいないでしょう。

たまには行くあてのない旅も楽しいかもしれませんが、ずっとその状態というのも無理があります。

また旅に出るときにどうやって、ゴールに行くのか、全く何も考えずに出かける人もいないでしょう。

しかし、なぜか、ほとんどの人は、自分の人生という最も大切な旅について、ゴールもデザインも無しで出かけてしまっているのです。

それは、あまりにも時間とエネルギーの無駄でもあり、幸せから遠ざかってしまう生き方です。

そこで、どうやって、ゴールを見つけるのか、また人生のデザインをどうすれば良いのか、について書いていこうと思います。

Cover Photo by Vitolda Klein

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