自然と音楽

ぴすこってぃ_もりのことり i

音楽は、いつから人類と共にあるのでしょうか。

もともと人間の話す言葉は、鳥のさえずりや歌声から発生したという説もあります。

それを証明することは難しいのですが、チューリッヒ大学(スイス)Sabrina Engesserさんの研究チームがPLOS Biologyに発表した論文によると、クリボウシオーストラリアマルハシの発声について観察し、意味の無い異なった音の組み合わせを使って、仲間とメッセージのやり取りをしていることを突き止めたそうです。

つまり鳥も人間と同じように声という音を使ってコミュニケーションしているのは、確かなようです。(出典元:Experimental Evidence for Phonemic Contrasts in a Nonhuman Vocal System– PLOS Biology(6/29))

 

古代において、歌と言葉と踊りは。同じものとして捉えられていたようです。今でも原始的な種族の人たちは、言葉を話すのと同じように、歌って踊って、コミュニケーションしています。

楽器については、どうでしょうか。

楽器を演奏することは、自然や神への捧げ物でもありました。日本の神社やお寺でもお祭りの時には、神官の祝詞に続いて、奉納演奏などもよく行われています。

では音楽、楽曲については、どうでしょうか。

モーツァルトやショパンは、森を散歩し、自然そのものを音楽として表現しようとした、とも言われています。実際、オーストリアの森や公園を散歩していると、彼らの楽曲が聴こえてきそうな感じがします。クラシックの名曲にも自然の風景を題材にしたものも多く見受けられます。

音楽は、太古の昔から人類と共にあります。

そもそも食事や睡眠などから考えると、音楽が無くても生きていけそうな気もしますが、音楽が長く私たちと共にあるのは、理由があります。

最近の能科学の研究により、音楽や音は、食欲や睡眠と同様に古い脳である大脳皮質に影響を与えていることがわかってきています。

自然の音と音楽、人間はとても密接な関係があるようです。

 

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