人生をデザインする

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ゴールが無くても生きてはいける

自分の人生の行き先、ゴールについて特に考えていなくても、今の世の中、生きていくことはできます。

特に日本に住んでいれば、世界のほかの国から見たら治安も良いし、24時間コンビニで買い物もできるし、電気や水道、通信などのインフラも整っているし。

ですので「あなたの夢は何ですか?」とか、「あなたの目標は何ですか?」と聞かれて、「う〜ん、特に無いですねぇ」と答えても別に恥ずかしくは無いです。

しかし、自分の考えが無いまま生きていると、他人の人生を生きることになります。ゴールについて特に考えていなくても生きていけるので、自分から気付かない限り、他人のマトリックスにハマったままの人生になります。

例えて言うなら、タクシーに乗って「どこか良いところに行ってください」と言うようなものです。

また旅に出れば、きっとどこかに良いことがあるに違いない、という希望的観測のみで、行くあての無い旅に出るようなものです。

普通、みなさんそんな感じでタクシーに乗ったり、旅に出たりはしませんよね。

しかし、多くの人は、そういう人生の旅をしています。

たまに会うと「最近、何か良いことない?」と友達から聞かれることが多いのが、それを象徴しています。

スタンフォード大学の人生デザイン講座

毎日、大した出来事もなく、そこそこ平和に暮らしていると、それなりに心地よいので、自分のかけがえのない人生の方向性についてもあまり深く考えません。

このため、自分が何をやりたいのか、自分にとって大切なことは何か、よくわからないという人がとても多いようです。

スタンフォード大学では、アップル製品のデザインも手掛けてきたビル・バーネットとデイヴ・エヴァンスによって、デザインの考え方を人生に応用するクラスが開始され、人気を博しています。12年以上前から教えられている、この人生デザイン講座のカリキュラムは、現在では全米だけでなく世界中の100の大学や組織で採用されています。

日本でもサイトが公開されました。

Designing Your Life(デザイン・ユア・ライフ)公式ワークショップ

「デザイン思考」は、デザイナーの視点から商品を開発する思考方法です。これを人生にあてはめたのが、スタンフォード大学の「人生デザイン講座」です。その講座の内容をまとめた本「DESIGNING YOUR LIFE  How to Build a Well-Lived, Joyful Life」が2016年に出版され、全米でベストセラーになり、日本語訳も出版されました。

 

ビル・バーネット氏によると、名門スタンフォード大学の学生でさえ、自分が何をやりたいのかよくわからない、という学生が多かったそうです。また大卒生の4人に3人は、専攻と違う仕事に就いているとか。

大学卒業時までに自分が何をやりたいのかを見つけられた人は、幸運かもしれません。

しかし、健康なカラダとココロと少しばかりのお金があれば、人生はいつからでも再スタートできます。

まず自分が何をやりたいのか、自分にとって大切なことは何か、メモやノートに手書きで書き出してみることをオススメします。

具体的な方法について、ここからさらに詳しく書いていきます。

Cover Photo by  m-louis

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