自然の音を録音する
最近はスマホを持っていけば、キャンプや観光で自然の中に行ったときの情景を録画したり、録音することができます。ただ、バッテリーの持ちやマイクの性能を考えると、専用のレコーダーを持って行ったほうが、より鮮明な音を録ることができます。
会議などの録音をするボイスレコーダーでもそこそこの音は録れますが、オススメはリニアPCMレコーダーと呼ばれるものです。
一般的にスマホや普通のボイスレコーダーで録音した場合、音声ファイルはMP3という圧縮された形式のものになります。これでも最近の機種ではそこそこ綺麗に音が録れますが、音声データを圧縮せずにリニアPCM形式で記録するレコーダーだとより鮮明な臨場感あふれる音が録れます。詳しい音声ファイルの形式に関しては、またハイレゾ音源などについて書くときに置いておいて、ここでは細かい説明は省きますが、リニアPCM形式として、CDなどに使われているWAV形式がよく使われています。
WAV形式にもビットレートといったレベルがあり、CD の場合、サンプリング周波数、つまり音の解像度の細かさのようなものは 44.1kHz、16bit、最近流行りのハイレゾの場合は 96kHz、24bitになります。
リニアPCMレコーダー
レコーダーにもいろいろあり、値段もピンキリで、高価なものは10万円近くしますが、最初のうちはエントリー機種でも十分楽しむことができます。
たとえば、私が持っているのはZOOM H1という機種です。
ZOOM ズーム リニアPCM/ICハンディレコーダー マットブラック H1/MB
値段は1万円程度、最近マットブラックという新色も出て、それなりの質感になりました。重さは200g程度、乾電池一本で約10時間の録音ができ、マイクロSDカードのメモリサイズによっては、かなり長時間録音可能です。大きさは、一般的なボイスレコーダーより少し長い感じですが、髭剃りよりは小さいです。(笑)
ZOOM H1は、ステレオの臨場感が出るX/Yステレオマイク(90º)を内蔵しています。もちろん、MP3とWAVの両形式に対応しており、ハイレゾ録音も可能です。
野外での録音用にヘアリーウインドスクリーンという風防も買いました。写真右のカツラみたいなもじゃもじゃのものです。
さぁ、リニアPCMレコーダーを持って、自然の中に出かけてみるとしましょう。